2011年05月11日(水)

したたかさと貪欲さ

カテゴリー : ベトナム

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中村さんに群がる人々

一期一会。
彼女にとって、人生が変わる出会いというのは大げさでしょうか。

日本とベトナムの架け橋になった中村さんとロアンさんを紹介します。
中村さんは古希を超えるご年齢でも、元気でネアカなひとです。
人を喜ばすことが好きなひとで、特に女の人には優しい。
一方ロアンさんは、ホーチミンのとある若者向けの衣服店でアルバイトをしている地元の学生。

中村さんの旅の流儀と、ロアンさんの思惑が見事にマッチしました。 暇な店に入って、店員(特に女性)としゃべるのが大好きな中村さん。 その理由は、どうせ暇なんだから、しゃべって楽しませてやろうというのが狙いです。

日本語を勉強しているロアンさんは、日本人とみるや積極的に話されます。 彼女にとっては、この出会いは日本語を試す格好の機会だったのかもしれません。

帰国後も連絡をとっていた中村さんとロアンさん。  
下心ではなく、親切心で?
日本語を教え、彼女の日本語の文章を添削し、彼女も日本に対する憧れに似たものを感じたようで。
翌年、なんと日系企業の通訳に就職して、来日することに。
日本での研修期間に、再会し、ご自宅にも招待され、奥様が手料理をふるまわれたとか。
ぶらっと立ち寄った店の客から、日本のお父さんに発展しました。

彼女は、正直に言っていました。 最初、中村さんと再会することは、考えなかったと。
日本人を学校の宿題に利用しようと考えてました。
でも、あまりにも親切にしてもらったことと、日本で再会して東京を案内してもらったこと。
別れるときに、涙が止まらなかったそうです。 その経緯を知っていたので、彼女に日本語を伝えました。
日本のお父さんと別れるときに言ってください。
それが、冒頭の「一期一会」です。